霧のブルノエアポート

チェコのブルノを拠点に浴びた芸術などについて記録。

プルゼニュ観光─チェコ国内の都市紹介

せっかくなので訪れた都市くらいチェコについて紹介していけたらと思いまして。

今回はチェコの西側に位置する街プルゼニュに行ってまいりました。ボヘミア地区の森林のはずれに位置するここは、周辺を四本の川が流れており、そのおかげでビールの醸造が発展した都市。有名な「ピルスナー・ウルケル」のビール工場がこの都市にある。

そして行くならオンシーズン!春から秋の初めにかけてがオススメです!!ってめっちゃ思った。これについては後述。

 

ブルノから直行で行けるバスや鉄道はないためプラハを経由するのがわかりやすい。所要時間は乗り換え時間も含めておおよそ5時間ほど。観光客のほとんどが拠点にするであろうプラハからは一時間半ほどで簡単に行くことができる。

 

街自体は小さいので一日あれば十分観光することができる。それでは早速観光〜!

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まずは、聖バルトミュロイ大聖堂。旧市街広場の中心に立つこちらは街のランドマークにもなっています。広場には申し訳程度にクリスマスマーケットの名残が残っている……笑。

残念ながら、現在2020年までの大規模工事のため内部見学は出来ません。ですがチェコで最も高い、およそ102メートルにもなる塔に登ることは可能。

塔の頂上までいくための階段がなかなか急な上に多く、登り切るのは結構大変。

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登る途中で見学できる教会付きの鐘 よぎるせむし男

登りはただただ疲れるだけだが下りがとにかくこわい。

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私「やばいめっちゃ怖い堂本光一になる」友人「なにそれ」

息を切らしながらなんとか登り切ると街の景色を堪能できる素晴らしい景色が待っている。

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高さが伝わるだろうか。

ここまで自力で登ったと思うと中々感慨深い。ちなみに煙を上げているのは先述のビール工場。

 

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この建物はシナゴーグ。世界中にあるユダヤ教会のシナゴーグですが、なんとプルゼニュにあるものは世界で3番目、ヨーロッパでは2番目に大きい!(世界で一番大きいものはニューヨーク、二番目はブダペストにある)

残念ながら中に入ることは出来なかった。ここが開いているのは4月から10月までの土曜を除く10時〜18時。この時期はやってないんですね〜〜。

外観だけでも楽しみました。

 

 

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付近には歴史を感じる素敵な映画館や緑が美しい公園があります。

とっても綺麗なんだけど、オンシーズンは花が沢山咲いていてもっともっと綺麗らしい。今の時期は凍結防止で噴水には全て蓋がしてあった。お目当てだったプルゼニュ生まれのマリオネット人形、シュペイブルとフルヴィーネクの銅像も木箱の中にしまわれており……銅像までしまわなくていいじゃない!と思っちゃった次第です。

 

一通り旧市街を巡ったら、プルゼニュ観光のハイライトピルスナーウルケルの工場に向かいましょう。

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工場の門

一歩足を踏み入れるとあたりは発酵したポップの匂いが立ち込めています。

見学はツアーでのみ可能。英語のツアーは毎日13時、14時45分、16時30分発です。ここで重要事項。ツアーの申し込みは事前にオンラインで予約しておくのがおすすめ。ネット記事などにはあまり人がおらず飛び込みでも大丈夫そう、と書いてありましたが私が行った時には英語のツアーは完全にソールドアウトだった。

ただ、工場見学の一番の目的と言っても過言ではなかったフィルターを通さない『ろ過される前のビール』は工場内併設のレストランでも楽しむことができる。

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濃厚で飲みやすくて美味しい。ここでしか飲めないビール、是非とも味わっておきたい。

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見所に事欠かないプルゼニュ、是非一度訪れて欲しい場所です。

そして今回プルゼニュにはとある目的があり訪れたのですが、それは次回記事で書きたいと思います。